Hab.9 不可能を可能にする
（「現状を変える信仰」ハバクク書からのメッセージ第九回。本文は藤巻先生の著書「聖書は語る」より書き起こしています。）
現状は変わらないのか。そうではありません。信仰が現実を変えるという意味は、現実が変わらないのにも関わらず、変化が起こる。すなわち、内側が変えられるということです。
見る見方が変わるのです。不幸な出来事、いやな出来事が、イエス・キリストを信じる信仰のゆえに、自分自身が変えられることによって、それが祝福のチャンスとなってくるのです。これが一つ目です。
二つ目は、神がイエス・キリストを通して私たちに最善をして下さり、すべての物を与えて下さるとするならば、神に祈って叶えられないことはないと、自分の生涯の方向を決めるのです。信仰は、人生に目標を与え、方向性を与えるのです。方向は神が与えて下さり、それを実現させて下さるのです。この不可能を可能にする神を信じるのです。
何もない人が一番幸いです。なぜならば、与えられたものは自分の物ではなく神からの物だからです。信仰の世界は、不可能を可能にするものです。自分の願いが叶えられる、その方向を実現させられるのです。もちろん、できないことだってあります。でも、できるようになる奇跡が起こるのです。
三つ目は、あなたができないこと、あなたがやれないことを、神はあなたを通して、あなたの周囲の人々を通してなさるのです。あなたの周りに、賜物を持った人々を起こして下さいます。現実は変わります。神は、あなたを通して現実を変えて下さいます。
何もない人がいましたならば、にっこり笑って新しく来られた方々を迎えればいいのです。○○さんが××さんの側にいてにこにこ笑っている。新しく来た××さんが、「私もこの人のようになりたいなぁ」と言われたのです。
神のなさる業は、あなたが生きているうちになされます。生きているうちになされないことは、次の時代の人々がなしていきます。これがハバクク書のメッセージです。
（ 了 ）