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Eps.4 願いをはるかに超えて


(エペソ人への手紙からのメッセージ第四回、最後の回です。本文はコラム「希望の門」より書き起こしています。)

私は自分の父親が老人になったら、動けなくなったら、お世話をしたいなと思っておりました。そうしたら、お世話できるようになりました。しかもそのお世話をだれがしたかというと、私の子供たちがしたのです。私は世話ができなかった。けれども忙しい私に代わって、私の子供たちが、父の世話をしてくれました。しもの世話をしてくれました。優しく話しかけてくれました。

思ったこと、願ったことをはるかに超えて、神さまは私たちの願いを叶えて下さいます。はるかに超えてというのは、思い、願ってもそれが叶えられないというのではなく、それ以上、人間の小さな頭では思いつきもしないような大きなスケールで、その事柄を叶えて下さるということなのです。あなたにも、自分の将来はこうありたい、こういう学校に行きたい、こういうお仕事をしたい、などいろいろ夢がおありでしょう。その思いを、神さまを信じてお願いしていくならば、やはりあなたの思い以上のものになって応えられるのでございます。

私たちの能力には限界があります。でも能力に限界はあっても、神さまが憐れんで私たちの人生にかかわって下さるとき、できなかったことも、必要な強さを与えられたり、また思いもよらないところから助けを得たりして、できるようになる人生が始まるのです。

聖書の言う恵みは、神さまの、壮大な宇宙の支配者としての権威と栄光をもって、人知では計り知れないキリストさまの愛をもって、私たちに迫ってきます。まったく考えられないほどの大きなスケールでございます。人がもし、神さまを信じ、キリストさまを心に受け入れ、聖霊さまの導かれるように歩んでいくならば、知り尽くし得ない神の恵みを体験することができるのでございます。

願わくはそのキリストの恵みに、みなさま方が、信仰をもってあずかることができるようにと願って止みません。そして本当に、今まで語ってきたようなことを体験してもらいたいのでございます。みなさま方に神の祝福がありますよう、お祈りいたします。

( 了 )

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