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Mar.3 新しい人生を


(マルコの福音書からのメッセージ第3回です。本文はコラム「希望の門」より書き起こしています。)

どこに行っても証言させていただくのでございますが、私は一六歳から一九歳までの間、ずっとノイローゼで苦しんでおりました。

別に弁解するのではございませんが、このような混沌とした時代、何の悩みも持たないでぐっすり眠れるなんていうのは、よっぽど心の悪い人だと私は思います。このような時代では、悩んで苦しんでノイローゼになるくらいの、そういう人のほうが、よっぽど良心的ではないかと、私は思うんですけれども。

そうは言いましても現実に、ノイローゼになって夜寝られないということは、たいへん苦しいことでございます。夜は、睡眠薬を飲んで寝ます。そのため朝起きますと、ボーッとしています。で、昼間もずっとボーッとして、勉強も本を読むこともできず、そして夜には、また目が煌々と輝いて寝ることができないという、そういう悪循環の、苦しい生活をしておりました。その当時の私は学校をやめておりましたので、他人と会うのがいやで、暗くなってから外に出ていくというような日々を送っていたのでございます。

でも、そのようなところから教会に導かれて、私はイエス・キリストさまを信じました。イエス・キリストさまを信じましたときに、このお方は、私の過去の悪霊の束縛を断ち切ってくださって、そして新しい人生を歩むことができるようにしてくださったのでございます。

そして、私自身がノイローゼから救われたばかりではなくて、今度は私が教会で働いておりますときに、同じような悪霊の力に縛られている方々が、イエス・キリストさまを信じて、呪縛から解放されていくのを見ることができるものとしてくださったのでございます。

(つづく)

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